長崎の探鳥地
14 野岳湖
環境
野岳湖は灌漑用水を目的に造られた人工湖であるが、
その周辺の樹木と相まって美しい景色をつくり出している。湖岸は
キャンプやハイキングによく市民が利用している。周回道路があって
約30分で回れる。
野岳湖へ登る途中の景色は、大村湾や西彼半島が遠望できて美しい。
近くには裏見ノ滝、鉢巻山、郡岳などの自然探索地もある。
みどころ
年間をとおして留鳥を観察できるが、秋から冬にかけて
多くの冬鳥が観察できる。冬季探鳥会時には、湖面ではオシドリ、ミコアイサ、
コガモ、キンクロハジロ、マガモ、ホシハジロなどの水鳥が見られ、
雑木林ではミヤマホオジロ、カシラダカ、ビンズイ、ルリビタキ、シジュウカラ、
ツグミ、シロハラ、キクイタダキなど30余種が確認される。
数年前には湖でコウライアイサが発見され、足場がよいため
県外方面からもたくさんの人がこの地を訪れた。
探鳥会が冬季に開催されるが、大村高速道路インターから至近距離のため、
大村公園や池田湖と合わせ県外のBWも参加しやすい。マイカーの場合は3ヶ所を
約2時間もあれば堪能できる。
交通
高速道路を降りて約15分。国道34号線を佐世保方面へ、
JR大村線をまたぎ松原駅を右山手方面(野岳湖標識あり)へ上がる。