長崎の探鳥地

3 野崎島

環境

  野崎島は五島列島の北部に位置し、南北6km、東西1.6 km、面積約7q2の細長い島で、行政的には北松浦郡小値賀町に属する。 地形は急峻で島の大半は森林で覆われた山地になっている。
  かつて島の南部や中東部は耕作地として開かれ、全島で約700名が住んで いたが、現在は実質的に無人島である。
  島の景観は極めて優れ、西海国立公園に指定されている。中央部には野首 天主堂があり、この地域は壇一雄の「火宅の人」の映画のロケ地にもなった ところである。

みどころ

  島は野生のシカを中心に山野も海岸線もほとんどそのまま 残っている。山のほとんどはスダジイ、ヤブツバキ、ヒサカキなどで覆われて おり、数多くの野鳥が生息している。
  島の中央部には、かつての学校校舎を活用した自然学塾村があり、宿泊所、 資料室、トイレ、浴室、炊事棟などが完備しており、小値賀町役場(TEL 0959-56-3111)を通じて申し込むと誰でも気軽に利用でき、この施設を拠点に して自由に野外学習、キャンプ、磯遊び、海水浴、登山などが楽しめる素晴ら しい環境のところである。

交通

  小値賀島笛吹港から町営船「はまゆう」に乗船し、25分で野崎着。1日 2往復あり。第1・3日曜日は全便運休(時期により変動)。小値賀島へは佐世保と博多などからフェリーや高速船。

(注:長崎空港からの航空路はありません)


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