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日本野鳥の会長崎県支部は、1985年8月の設立です  



支部活動NOW

支部活動の今(NOW)を紹介します



探鳥会の様子です

2024年(R6年)10月6日(日)赤水公園探鳥会
 10月6日(日)、長崎市琴海戸根原町の赤水公園で探鳥会を実施しました。サシバやハイタカ、ハチクマなどの猛禽類の渡りやエゾビタキ、コサメビタキ、キビタキなどのヒタキ類などがお目当てです。探鳥会開始直前に、さっそく、ノスリが上空を飛んでくれました。開会の挨拶や今日のねらいなどリーダーが説明し、池の周囲の遊歩道へ向かいます。季節外れの桜の花を過ぎると、小鳥が木々の梢間を行き来しています。エゾビタキで、参加者全員がじっくり観察することができました。足を進めながら近年はなかなかカケスを見ることが少なくなったという話をしていますと、目の前を横切る鳥影があります。カケスです。カケスの飛翔はこの後何度か観察することが出来ました。池の奥にはまだ夏羽のカイツブリが2羽泳いでいます。池を回って丘の上の東屋付近でハチクマなどのタカ類を探しました。北側のかなり遠いところで、ハイタカとチゴハヤブサが飛んでいましたが、一部の人以外はなかなか見つけることが出来なかったようです。また、南側のこれもかなり遠いところで7羽程度のタカ柱が出来ていたのでハチクマかと期待が膨らみましたが、望遠鏡で観察するとトビたちでした。こんな感じでしたが、やや涼しくなり、過ごしやすい一日でした。参加者は18名、確認できた鳥種は23種でした。

季節外れの桜の花

探鳥風景

探鳥風景

探鳥風景

エゾビタキ;楽しませていただきました。

エナガ、近くではキツツキのドラミング音

逆光ですが梢から飛び立つこの鳥わかりますか? おそらくキセキレイです。

東屋付近でワシタカ類を探します。


アカハラダカの渡り調査の様子 
 アカハラダカ渡り数調査が終了ました
 令和6年9月5日(木)から9月30日(月)まで期間、佐世保市の烏帽子岳で実施されていたアカハラダカ等のタカ渡り数調査が終了しました。調査結果は、アカハラダカが13,053羽、ハチクマが1,542羽などとなっています。調査に携われた皆様及びご協力いただきました皆様、ありがとうございました。お陰様で、本年のアカハラダカ渡り数調査を無事に終えることができました。次回も皆様のご協力をお願いいたします。

ゴミのような細かな点がアカハラダカです

光の加減でグレーに見えるアカハラダカ♂

ツバメと並行して飛ぶアカハラダカ♂

アカハラダカ♀

サシバ



『野鳥写真展準備』の様子です

ツバメの子育て応援で 
     佐世保俵町商店街協同組合に、感謝状を贈呈

                              事務局: 寺島正彦
■感謝状贈呈について
日本野鳥の会では、この先もツバメと人との共存が続くことを願い、2019年度からツバメの巣や生息環境を温かく見守っている団体に感謝状を贈呈しています。また、ツバメを守る取り組みや感謝状の贈呈について、多くの方に知っていただき、社会にツバメを見守る輪を広げていくことも目的の一つです。
2024年度は、全国で18都府県24の団体への贈呈が予定されています(6月5日現在)。長崎県では、長崎県支部の推薦により佐世保俵町商店街協同組合に贈呈することになりました。感謝状の贈呈は、6月19日(水)に組合事務所(佐世保市俵町)で長崎県支部が代行しました。また、新聞社 2社、テレビ局 4社、FMラジオ局 1社の取材がありました。

■感謝状選定の理由
 「佐世保俵町商店街」は36店舗があり、70年以上の歴史があります。ツバメは当初から飛来していたようですが、少なくとも20~30年くらい前から見守りが始まっており、特に10年ほど前からツバメの数が増え始めたようです。造巣の場所は10数か所あり、それぞれの店舗で巣の下に板や籠などを設置して巣を保護したり、カラス除けの紐やネットなどを取り付けたりしているとのことです。商店街であるため、衛生管理には特に気を付けられて、下に段ボールを敷いたり、掃除をしたり、店内ではなく店外の軒下などに造巣するように仕向けているとのことです。ツバメを排除するという考えはなく、皆さんは毎年ツバメが飛来し、巣立っていくことを楽しみにしているとのことです。
 長年にわたり、商店街の各店舗の皆さんが、元気に巣立っていくのを楽しみにしながらツバメの子育てを見守っていただいていることに、感謝の意を込めて感謝状を贈呈しました。


▲籠内の巣で育つヒナ
(撮影;中島満彦さん)

▲巣の下を板で補強(撮影;寺島)

▲店舗の軒下で休むツバメ(撮影;寺島) 
 


■感謝状贈呈の様子
感謝状は長崎県支部の今里副支部長から佐世保俵町商店街協同組合の川下理事長へ贈呈しました。また、支部からは記念品として、絵本「つばめのハティハティ」(アリス館)を贈りました。

▲感謝状の贈呈(佐世保俵町商店街協同組合)

▲ 支部から記念品(つばめの絵本)を贈呈
 ▼つばめの絵本 
 


▲各商店への取材の様子

▲記者さんからのインタビュー風景

 
▲記念撮影
(中央が川下理事長、右が中島鯨商店代表、
左が今里副支部長)

■川下理事長さんからの感謝状受領のコメント
 「普通に見守っていただけなのに、感謝状をいただいたことに驚いている。これからも見守っていきたい。」というコメントを頂きました。


探鳥会の様子です

2024年(R6年)5月19日(日)県民の森探鳥会
 5月19日(日)、長崎市神浦北大中尾町の県民の森で探鳥会を実施しました。目当てはオオルリ、キビタキ、クロツグミなどです。森の茶屋前で集合し、けやきの路、しゃくなげの路をまわり、東ゲート近くのロータリー付近で休憩し、子供の森の路を歩きました。まず、オオルリの声が聞こえますが姿を見ることができません。カラアカハラと思われる声と姿かなと思われるのが一瞬だけ。ヤマガラやシジュウカラの声はします。サンショウクイの声も。道端にカラアカハラと思われる小鳥がいますが、やや遠たったですね。その場所には、マミジロ雄の姿もありました。その路を進むと私たちを追い越すように2羽のカケスが飛び去りました。最後に歩いた子供の森の路では、オオルリが盛んにさえずっていて、やっとその姿を確認することができました。この日は、暑いぐらいの天気でしたが、森の中は快適で、気持ちの良い一日を過ごすことができました。参加者は14名、確認できた鳥種は16種でした。


2024年(R6年)4月14日(日)野母崎半島探鳥会
 4月14日(日)、長崎市野母町の権現山で探鳥会を実施しました。昨年まで、水仙公園で実施していましたが、恐竜博物館の野外イベントが多くなり、探鳥会の実施が困難となってきましたので、実施場所を変更いたしました。駐車場から海辺の鳥を観察します。海上ではるか彼方にオオミズナギドリが見えました。その後は展望台まで足を延ばし、森の野鳥を探します。シロハラやメジロがいましたが、鳥影はとても少なく残念でした。駐車場へ戻るとツツドリの声がしましたが、姿を確認することは出来ませんでした。探鳥会終了間際に、ムネアカタヒバリを見つけましたが、とてもサービスがよく近距離でじっくりと観察することができました。参加者は30名と盛況で、観察できた鳥種は16種でした。
   


2023年(R5年)12月3日(日)森園公園探鳥会
 3月3日(日)、長崎市宮崎町の川原大池公園で探鳥会を実施しました。曇り空の天気となりました。カモ類はなんとオシドリだけでした。マガモやカルガモ、キンクロハジロなどいつものカモたちはどこへ行ったのでしょう?オオバンの数も少なかったですね。暖冬の影響でしょうか、ナベヅルやマナヅルと同じように北帰行が早かったかもです。メジロは50羽くらいの群れ、ホオジロは近くでサービス良くしっかりと楽しませてくれました。
カモメ類はウミネコとセグロカモメがいてくれましたので、識別を楽しみました。ミサゴは上空を何度も飛んでくれたり、樹上に止まったりと、こちらも大サービスでした。観察した野鳥種類数は26種類でした。

カイツブリが走る

セグロカモメも走る

カモさんはオシドリだけでした

50羽ほどの群れ

海岸をちょこちょこ

サービスが良かったホオジロ

2023年(R5年)12月3日(日)森園公園探鳥会
 2月11日(日)、諌早市宗方町の宗方公園で探鳥会を実施しました。当日は雷を伴う雨予報でしたが、明け方には雨も上がり良い天気になりました。今回の探鳥会では、お試し会員さんや一般の方々に沢山参加していただくとともに、ご夫婦での参加が5組あり、ご夫婦でバードウォッチングを楽しまれる方々が増えてきました。また、地元の方の参加もあり、地域に受け入られていただいて嬉しい限りです。ここでの探鳥会は池の周りの遊歩道などを探鳥します。池のカモ類を中心に観察しました。マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、カイツブリ、オオバン、カワウなどですが、特に、ハシビロガモの少数が「ぐるぐる採餌」をしているのも観察できました。また、上空ではミサゴ、ノスリ、ハイタカのタカ類も観察できました。ノスリは木止まりも含めて4個体でした。少し足を延ばし下池までいくと、東大川探鳥会で観察できなかったトモエガモがいました。皆さん、望遠鏡などでしっかり観察でき、今、大群で移動する鳥の正体がこのかわいいカモであることを確認出来て大満足でした。観察した野鳥の種類数は、28種でした。

ハシビロガモの「ぐるくる採餌」

トモエガモ


2023年(R5年)12月3日(日)森園公園探鳥会
 2月4日(日)、佐世保市大潟町の江楯池で探鳥会を実施しました。オシドリ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、トモエガモ、キンクロハジロのカモ類やカイツブリ、オオバン、カワウなどの水鳥を主に観察しました。特にカモ類が識別できるように、資料をもとに楽しみながら過ごしました。(写真は尾崎秀則さん撮影)

オシドリ

トモエガモ

アオサギ


2023年(R5年)12月3日(日)森園公園探鳥会
 1月31日(水)、大村市東野岳町の野岳湖公園で探鳥会を実施しました。支部としては始めての平日探鳥会でした。あいにく、小雨が降るような天気であったためか、参加者は6名とコンパクトな探鳥会となりました。今冬は暖冬のためか、小鳥類の飛来が少ないシーズンです。しかし、平日のため、キャンプやサイクリングなどで訪れる人々が少なく、ゆっくりと探鳥をすることができました。ミヤマホオジロやヤマガラ、シジュウカラ、ツグミなど23種を観察することができました。

2023年(R5年)12月3日(日)森園公園探鳥会
 1月28日(日)、諌早市貝津町の東大川周辺での探鳥会を実施しました。参加者は12名でした。農林技術開発センター内にあるダム池のオシドリとトモエガモを期待していましたが、残念ながらこの日は観察することができませんでした。しかし、東大川では、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイのセキレイ3種やミサゴ、ダイサギ、アオジ、カワセミなどを観察することができ、鳥あわせでは23種類でした。

2023年(R5年)12月3日(日)森園公園探鳥会
 1月21日(日)、大村市玖島の大村公園で、今年初めての探鳥会を実施しました。
 心配された雨も上がり、気持ちの良い一日となりました。
 参加者は一般の方7名を含めて総勢17名でした。
 まずは、池にいるカモたちを観察します。ここのカモ類は人にとても慣れていて、まじかでゆっくりと観察できます。カルガモ、ヒドリガモ、ホシハジロなどを東屋から観察します。池の周辺では、カワセミやムクドリ、キジバトなどを見て、境内の方へ向かいます。途中メジロやシジュウカラなどを木々の間に観察できました。境内ではお目当てのイカルやコイカルを探しますが、いません。カワラヒワを観察しているとイカルが1羽やって来てくれました。イカルをしっかり観察した後、森を通り海岸が見えるところまで進みます。カモ類やカワウ、ハジロカイツブリを確認しますが、ハジロカイツブリはやや遠く、頻繁に潜ってしまうので、望遠鏡で見てもらうのは難しかったですね。引き返していく途中で、コゲラやエナガ、メジロなどが楽しませてくれました。いよいよ最後の解散場所の手前で、カワセミがたっぷりとその姿を見せてくれました。皆さんは、この綺麗な鳥を堪能出来て喜ばれていました。イカルやカワセミをしっかり見れ、観察できた野鳥の種類も31種でしたので、参加された方々には満足が行く探鳥会ではなかったでしょうか。



探鳥会開始の様子

 ヒドリガモ♂

コガモ♀

ホシハジロ♀

イカル

観察の様子

エナガ

カワセミ

2023年(R5年)12月3日(日)森園公園探鳥会
 12月3日(日)、大村市森園町の森園公園と大村湾に面した海岸で実施しました。
 参加者は一般の方14名を含めて総勢34名で、大盛況な探鳥会となりました。開会早々にモズやハイタカが姿を現してくれました。今回の目当てであるカモ類を観察するために海岸へ向かうとすぐに4羽のツクシガモが飛び去るのを観察できました。海上ではカルガモの群れの向こうをコブハクチョウが悠然と泳いでいます。今年は小鳥などの冬鳥の数が少なく、一時はカモ類も増加していましたが、だんだん減少してきて当日も例年と違って随分と少ない数でした。しかし、マガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、ヨシガモ、オカヨシガモ、ホシハジロなど種類はそれなりにいてくれていて、沖合で泳ぐウミアイサも望遠鏡で代わるがわる観察します。オオバンの特徴的な弁足も観察できました。終盤ではミサゴが姿を現してくれました。数は少ないながらも観察鳥種数は39種でした。
 特に今回は一般の方々が多く参加されましたが、各会員さんがそれぞれにやさしく説明をされたりして、和気あいあいと楽しく過ごしていただきました。





探鳥会開始の様子

 ツクシガモ(撮影;峯松暁夫氏)

ハシビロガモ(撮影;峯松暁夫氏)

オカヨシガモとオオバン(撮影;峯松暁夫氏)

ウミアイサ(撮影;峯松暁夫氏)

キセキレイ(撮影;峯松暁夫氏)

セグロカモメ(撮影;峯松暁夫氏)

イソシギ(撮影;峯松暁夫氏)

ヒドリガモ
ミサゴ(撮影;峯松暁夫氏)

コブハクチョウ

ヨシガモ


2023年(R5年)9月3日(日)雲仙アザミ谷探鳥会
 9月3日(日)、雲仙市小浜町の仁田峠から雲仙アザミ谷までの雲仙アザミ谷探鳥会を実施しました。
 5月に予定していた当地での探鳥会は雨天のため中止していましたが、今回は天候に恵まれて実施できました。参加者は一般の方も含めた14名で、雲仙の野鳥を楽しみました。出発早々に駐車場をはさんだ向かいの樹木付近にエゾビタキの小さな群れを見つけ、双眼鏡や望遠鏡で観察しました。上空ではツバメも飛んでいました。アザミ谷まではソウシチョウの声をバックに、いろいろな野生植物を観察しながら進みます。アザミ谷で静かにして、野鳥たちを待ちます。キビタキのメス、今年生まれの幼鳥が姿を現します。その後、ソウシチョウ、ヤマガラ、キビタキのオスもやってきてくれました。初めて来られた方は、キレイなキビタキのオスの姿を見ることができ、大変喜ばれていました。まだまだ、暑い日が続いていますが、雲仙では気持ちの良い半日を過ごすことができました。


 
探鳥会開始の様子
 
仁田峠付近のホタルブクロ
 
ヒヨドリバナ
 

ゲンノショウコ
 
アザミ谷へ向かう
 

マムシグサ
 
ソバナ
 
モミジガサ
 
アザミ谷で静かに野鳥を観察
 
キビタキ 幼鳥
 
キビタキ メス
 
ヤマガラ
 
キビタキ オス

ソウシチョウ
 
2018年度探鳥会のとりまとめです

 長崎県支部の研修講座として、2023年(令和5年)8月20日(日)に佐世保市にある九十九島ビジターセンターで、「タカ類識別講座」を開催しました。この講座は、タカ類の秋の渡りが始り、また、佐世保市にある烏帽子岳でタカ類の渡りの調査を9月に約1か月間に亘って実施するのを前に、会員や一般の興味がある方々の識別力のアップを目的に実施しました。
 内容は、飛翔しているタカの識別ポイント(部位)を、種類、幼鳥、成鳥♂、成鳥♀の違いなど多くの写真を使って、分かり易く丁寧に解説されました。特に、講師を務めた当支部副支部長の今里順一郎氏が撮影したすばらしい写真を沢山見せていただきながらの講演でしたので、とても分かり易いものでした。終了前には、写真やシルエットを見ながら種類や成鳥・幼鳥、♂♀などを会場のみんなで確認して、おさらいをしました。
 是非、9月には烏帽子岳や近くの観察地などで、タカ類の識別に挑戦していただきたいと思います。
 また、本部が今年刊行した小冊子「海鳥を守るために始めよう脱プラスチック生活!」を配布し、海洋プラスチックごみ問題と私たち一人ひとりの取り組みについて説明し、情報を共有しました。
 なお、参加者数は、会員及び一般の方々で総数12名でした。
 今後も皆様のご要望なども含めいろいろな講座の実施をして参ります。


今里副会長による講演

アカハラダカ成鳥♂の特徴の解説

ハイタカの特徴の解説

特にアカハラダカの成鳥♂♀、幼鳥の特徴から識別力をアップ


2018年度探鳥会のとりまとめです

 長崎県支部の研修講座として、2023年(令和5年)7月23日(日)に佐世保市にある九十九島ビジターセンターで、「初心者向け識別講座」を開催しました。この講座の開催は、2020年に大村市で開催して以降、長崎市、諫早市でも開催してきました。
 内容は、会に入って間もない方や野鳥識別をもっと楽しみたい方、そして、バードウオッチングに関心のある一般の方々を対象として、「鳥の見つけ方・見わけ方」をテーマにスクリーンで写真や図をふんだんに使って行われました。
 講師は支部会員の山口雅生さんが務め、野鳥の絵を書いたり、クイズをしたりと時間がたつのを忘れるほど、楽しく過ごしました。
 また、本部が今年刊行した小冊子「海鳥を守るために始めよう脱プラスチック生活!」を配布し、海洋プラスチックごみ問題と私たち一人ひとりの取り組みについて説明し、情報を共有しました。
 なお、参加者数は、会員及び一般の方々で総数16名でした。
 支部活動の活性化と会員の交流をすすめるうえで、また、野鳥に関心がある一般の方々へのアピールなど、大変、有意義な取り組みとなりましたので、今後もいろいろな企画を検討して参ります。


今里副会長による講座開催あいさつ

山口講師による講演

まず、最初に、参加者に何も見ないで、誰もが知っているスズメの絵を描いてもらいました

山口講師による講演

水田地帯周辺環境(空き地)での鳥のいるポイントを解説

河川環境での鳥のいるポイントを解説

『野鳥写真展準備』の様子です

ツバメの子育て応援で 
         有薗順博製作所に、感謝状を贈呈

                              事務局: 寺島正彦
■感謝状贈呈について
日本野鳥の会では、この先もツバメと人との共存が続くことを願い、2019年度からツバメの巣や生息環境を温かく見守っている団体に感謝状を贈呈しています。また、ツバメを守る取り組みや感謝状の贈呈について、多くの方に知っていただき、社会にツバメを見守る輪を広げていくことも目的の一つです。
2023年度は、全国で14都府県27の団体に贈呈を予定されています(6月16日現在)。長崎県では、長崎県支部の推薦により有薗順博製作所に贈呈することになりました。感謝状の贈呈は、7月6日(木)に「有薗順博製作所」(佐世保市宮田町)で長崎県支部が代行しました。また、新聞社 2社の取材とタウン誌1社の問い合わせがありました。

■感謝状選定の理由
 「有薗順博製作所」は、長崎県佐世保市に位置する、義肢装具を製作する会社です。2003年から毎年ツバメが飛来し巣作り、子育て、巣立ちを繰り返すようになり、20年間ツバメの子育てを見守っておられます。飛来するツバメは1組ですが、巣作りをしている場所はガレージ内の3カ所で、場所を変えたり増築したりしているとのことです。ガレージなので、毎朝5時にシャッターを開け、夜8時に閉めるようにして、ツバメを見守っています。社長さんは「特別なことをやっているわけでなく、毎年ツバメが飛来し、巣を作り、子育てをし、巣立っていくのを見守るのは、当たり前の生活の一部になっている」と言われています。また、会社の場所が近くにある高校や中学校の通学路になっていることもあり、生徒さんたちも時々ツバメの様子を見に来られることもあるとのことで、地域の皆さんも見守っています。
 20年という長い期間にわたり、ツバメの子育てを見守っていただいていることに、感謝の意を込めて感謝状を贈呈しました。



 
▲毎年やって来るツバメと育つヒナたち(有薗香津美さん撮影)

■感謝状贈呈の様子
感謝状は長崎県支部の福田治男支部長から有薗順博製作所の有薗良太社長へ贈呈しました。また、支部からは記念品として、絵本「つばめのハティハティ」(アリス館)を贈りました。なお、支部からは福田治男支部長、上田豊彦さんと私が出席しました。

▲感謝状の贈呈(有薗順博製作所)

▲ 支部から記念品(つばめの絵本)を贈呈
 ▼つばめの絵本 
 

 
▲本部からの記念品(ステッカー)

▲記者さんからのインタビュー風景

 
▲記念撮影(中央が有薗社長・右が福田支部長)

■有薗さんからの感謝状受領のコメント
 「何も特別なことはしていないのに、感謝状を頂くのはくすぐったい感じがする。」という感想とともに、「ツバメがやって来てヒナたちが生まれ、巣立って行く時には、毎年、元気に育って、また、戻って来てね、という気持ちで見守っています。」というコメントを頂きました。


探鳥会の様子です

2023年(R5年)3月5日(日)川原大池公園探鳥会
 3月5日(日)、長崎市宮崎町の川原大池公園で探鳥会を実施しました。
 当日は良い天気となりました。会員17名、一般参加2名でした。この探鳥会では、ツルの北帰行やヤツガシラなどの春の渡り鳥が期待されました。しかしながら、これらの野鳥たちを観察することはできませんでした。それでも、オシドリの群れやシロハラ、ジョウビタキなどの冬鳥が残っており、カンムリカイツブリの夏羽へ移行中の個体やセグロカモメ、ウミネコなどじっくりと観察することができました。また、コゲラが数カ所で可愛い姿を見せてくれました。観察鳥種は26種でした。
   
   
   
   


2022年(R4年)11月20日(日)大村公園探鳥会
 11月20日(日)、大村市玖島の大村公園で探鳥会を実施しました。
 週間天気予報では雨となっていましたが、当日は、晴天でむしろ暑いくらいの良い天気となりました。会員14名、一般参加13名で久々の盛況な探鳥会でした。まず、池にいるヒドリガモ、カルガモ、カイツブリを観察しましたが、初めて参加される方もいらっしゃいましたので、近くでじっくりと観察できて良かったです。その後、林にシロハラがいるようでしたが、高い木の中を動いてましたので、なかなか双眼鏡で捉えることは出来ませんでした。しばらく行くと、モズやジョウビタキ♂が姿を現わしてくれました。期待していた境内では小鳥たちの姿がありませんでしたので林の中を回り、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、コゲラなどを観察することができました。終了間際には、ミサゴのペアが青い空を白く輝きながら勇壮に旋回してくれましたので、皆さん、喜んでおられました。20種余の野鳥を観察することができました。新型コロナ感染症の第8波が懸念されていますが、今後も探鳥会が実施できるよう感染拡大が進まないことを願うのみです。


探鳥会の始り(自己紹介など);
探鳥会リーダーを女性2人が務めました。 
ヒドリガモの雄

ヒドリガモの雌

ヒドリガモの雄(アメリカヒドリとの交雑種でしょうか)
 
シジュウカラ

探鳥会の様子(ヤマガラ、シジュカラ、メジロ、コゲラがいます)
 
ミサゴ雄
 
ミサゴ雌


2022年(R4年)11月13日(日)吾妻干拓探鳥会
 11月13日(日)、雲仙市吾妻町の吾妻干拓で探鳥会を実施しました。
 新型コロナウイルス感染症が未だに終息する気配がない中ですが、様々な規制が解除されたため一般の方々を含めての探鳥会開催となりました。天気予報では降雨でしたので実施が危ぶまれましたが、中止になるような崩れにはいたらず無事に実施することができました。参加者は11名で飛来した冬鳥の観察を楽しみました。近年、飛来数がえてきているオオハクチョウやオオタカ、チュウヒなどの猛禽類、アトリやアオジなどの小鳥類、飛翔しているナベヅルの群れなど41種類が確認されました。天気は良好とは言えないものの、冬鳥たちをしっかり観察できて皆さんはご満足でした。


 
キジバト
 
探鳥会の様子1
 
オオタカ(幼)
 
探鳥会の様子2
 
オオハクチョウ
 
最後に鳥合わせをして、観察鳥をみんなで確認
 
アトリ&カワラヒワの群れ
 
チュウヒ


『野鳥写真展準備』の様子です

支部では、会員が長崎県内等で観察・撮影した野鳥を県民の皆様にご紹介して、興味・関心を持ってもらう良い機会ととらえ、野鳥写真展を開催しました。会場は佐世保市内と諫早市内の2カ所でした。
 写真は主に長崎県内で撮影された野鳥で、身近で見ることができる野鳥、渡りの時期に見る事ができる野鳥、珍しい野鳥、風景の中の野鳥、野鳥のアップなどです。
 佐世保会場では900名以上、諫早会場では200名以上の皆様にご観覧をしていただきました。
 また、支部会員の皆様には、展示準備や撤去作業にご協力をいただき、ありがとうございました。
 開催内容は以下のとおりでした。
1.佐世保会場
 場所:アルカスSASEBO 交流スクエア 佐世保市三浦町2-3
 日時:2022年7月23日(土) ~ 7月30日(土)
2.諫早会場
 場所:諫早市立たらみ図書館 諫早市多良見町木床2002
 日時:2022年7月31日(日) ~ 8月7日(日)
3.出品点数は 97点
4.観覧料は 無料
(2022.8.8)
 アルカスSASEBO
 
   
   
   
   
 たらみ図書館
   


探鳥会の様子です

2022年(R4年)5月8日(日)雲仙アザミ谷探鳥会
 5月8日(日)、雲仙市小浜町の仁田峠から雲仙アザミ谷まで雲仙アザミ谷探鳥会を実施しました。
 新型コロナウイルス感染症が未だに終息する気配がない中で、会員限定での探鳥会が続きます。それでも、参加者は14名で初夏の雲仙の野鳥を楽しみました。また、ミヤマキリシマが咲き誇りとても気持ちよい時期でもありました。出発後間もなく梢でさえずるホオジロの観察からスタートし、ソウシチョウやオオルリのさえずりを堪能しながらアザミ谷まで向かいました。アザミ谷ではウグイス、ソウシチョウ、シジュウカラ、ヤマガラ、キビタキなどが姿を現わしましたので、参加者の皆さんは堪能されたと思います。野鳥や植物が豊かで、空気が澄んだところで気持ちの良い一日でした。


 
探鳥会開始の様子
 
仁田峠付近のミヤマキリシマが開花盛期
   
   
   
梢でさえずるホオジロ
 
オオルリもさえずっていました。
 
コケイラン
 
オウギカズラ
 
ヤマルリソウ
 
アザミ谷で野鳥を観察しました。

ソウシチョウは声や姿がきれい。
 
キビタキ♂出現
 
おなじみのシジュウカラ
 
ヤマガラさんも登場

マムシグサ
 
ホウチャクソウ
 
最後に鳥合わせをして探鳥会を終了しました。


2021年(R3年)11月28日(日)野々川ダム探鳥会
 4月17日(日)、長崎市野母町の水仙公園で野母崎半島探鳥会を実施しました。
 新型コロナウイルス感染症の第6波拡大で1月から3月までの探鳥会を中止していましたが、まん延防止重点措置や県の緊急事態警戒警報などが解除されたため、会員限定で探鳥会を実施しました。しかしながら、感染拡大が続いていることもあってか、参加者は10名に留まりました。春の渡りの時期であり、多種の野鳥たちに出会えるのではないかとの期待で始まりました。すぐに、コムクドリが姿を現わしたので、じっくりと観察できました。そのほか、アオジやビンズイなど20数種類の野鳥を観察することができました。
 
久し振りの探鳥会です。リーダーの挨拶。
好天に恵まれ気持ちい一日となりました。
 
すぐにトンボをくわえたコムクドリを観察
 
園内を散策するとビンズイの声がします。

木立の中にいたビンズイ(谷口陽香さん撮影)
 
園内風景
 
アザミとモンキアゲハ
 高台から海岸のミサゴ、ウミネコ、ウミウを観察  
最後に鳥合わせ

2021年(R3年)11月28日(日)野々川ダム探鳥会
 11月28日(日)、波佐見町湯牟田郷で野々川ダム探鳥会を実施しました。
 新型コロナウイルス感染症も落ち着いてきたので、探鳥会への参加も増えてきました。野々川ダムでの探鳥会は初めてです。オシドリが目玉です。カモ類ではマガモ、カルガモ、ホシハジロ、キンクロハジロです。カワセミも姿を見せてくれました。30種を超える野鳥が観察されました。ルリビタキにも期待しましたが、その姿は確認出来ませんでした。参加された会員さんなどが撮られた写真を掲載させていただきます。

オシドリ(梅野繁さん撮影)
オシドリ♂♀の飛翔(外野雅彦さん撮影)

オシドリ(梅野繁さん撮影)
ヤマガラ(梅野繁さん撮影)

オシドリの飛翔(外野雅彦さん撮影)

探鳥会の様子1

探鳥会の様子2

マユミの実

エナガ(梅野繁さん撮影)

探鳥会の様子3

ミサゴ(梅野繁さん撮影)

 2021年(R3年)11月21日(日)野岳湖探鳥会
 11月21日(日)、大村市東野岳町の野岳湖公園で探鳥会を実施しました。
 数日前までは雨の予報でしたが、皆さんのお陰で午前中は曇りで時折、陽がさすなど無事に探鳥会を実施できました。初めて野岳湖探鳥会に参加された方もおられましたので、ゆっくりと時間をかけて歩きました。遠く湖面に浮かぶカモ類や近くの梢を飛び回るエナガ、シジュウカラ、ヤマガラなどを観察しながら進むと、モミジやイチョウが鮮やかに紅葉しているスポットに。この日は一般の方も沢山訪れていて賑わってましたので、林の中の探鳥はちょっと難しかったかもしれません。それでも、樹の高いところでアトリが飛び回っていましたので、皆さん観察できたのではないでしょうか。その後、ロサモタ広場へかかる橋の上からはオシドリも観察できました。最後は、普段、あまり気にとめないカワラヒワですが、近くの枝に止って長らくいてくれたので、皆さんしっかりと観察されました。


紅葉のカエデ、イチョウ
カワラヒワ


2021年(R3年)10月10日(日)雲仙探鳥会
 10月10日(日)、雲仙市小浜町の雲仙アザミ谷で探鳥会を実施しました。
 リーダーは山口雅生さん。この1年間以上新型コロナウイルス感染症のため、ほとんどの探鳥会を中止しましたが、今回は新型コロナも減ってきましたので探鳥会をやっと再開することができました。参加者は11名でした。新型コロナ感染症対策のため、参加者は会員に限定で事前申し込みとさせていただき、検温などもしっかりさせていただきながら実施しました。
 10月開催は初めてで、紅葉もまだ一部で始まった状況でした。特に今年は残暑が続いていて暑い一日となりました。こうした状況で、オオルリやキビタキなども姿を消していましたが、ヤマガラがとてもサービスをしてくれ堪能しました。
 鳥種は少なったですが、秋の野草・木々の実をゆっくり観察しながらの探鳥会となりました。最後はノウサギがさよならのあいさつに出てきてくれました。

雲仙普賢岳・平成新山です
 探鳥会開始の様子

普賢岳を目の前にいざ出発
ホオジロが一部で始まった紅葉木とマッチしてました

ソウシチョウ(牧久美子さん撮影)

たっぷり楽しませてくれたヤマガラ
(山口雅生さん撮影)

ヤマボウシが実を付けてます

シロヨメナ

アキノキリンソウ(黄色い花)

アザミ類

ムサシアブミ

ジンジソウ

マユミ類

撮影された鳥写真を見せてもらってます
ノウサギも出現(山口雅生さん撮影)
オトコヨウゾメ


アカハラダカの渡り調査の様子 
 佐世保市烏帽子岳の草刈り作業が実施されました
 2021年(R 3年)8月29日(日)早朝から、佐世保市烏帽子岳の観察所周辺と頂上の草刈り作業が参加者21名(会員18名、一般3名)によって実施されました。
 新型コロナウイルス感染症が猛威を振るう中、「まん延防止等重点措置」が発令されている状況であり、また、熱中症も危惧される猛暑でもありましたが、参加者皆様のご協力のもと無事、観察環境が綺麗に整備されました。
 参加されました皆様方、大変ご苦労様でした。ありがとうございました。
 なお、烏帽子岳での長期調査は、9月5日(日)~30日(木)、天候不順日を除き実施します。その際には、新型コロナウイルス感染症対策を十分にとりながら、少数の会員で担当し調査に当たります。
 烏帽子岳頂上付近
観察所周辺

観察所周辺

観察所周辺

駐車場周辺

参加された皆さん


2018年度探鳥会のとりまとめです

 長崎県支部の研修講座第2弾として、去る2020年(令和2年)7月12日(日)に大村市中央公民館(コミュニテイーセンター)で、「初級者向け識別講座」を開催しました。
 今年は年が明けてから、新型コロナウイルスの感染拡大が世界中に広まり、日本でも緊急事態宣言が発出され、密閉空間・密集場所・密接場所を避けるとともに外出自粛が呼びかけられました。このため、支部においても4月から6月までの探鳥会を中止することになりました。6月末にこの緊急事態宣言が解除となりましたので、なんとかこの講座を開催できましたが、マスク着用、検温、ソーシャルディスタンス(人と人との距離をあける工夫)などの対策をとりながら実施しました。 
 講座内容は、会に入って間もない方や野鳥識別をもっと楽しみたい方、そして、バードウオッチングに関心のある一般の方々を対象として、「鳥の見つけ方・見わけ方」をテーマにスクリーンで写真や図をふんだんに使って行われました。
 講師は支部会員の山口雅生さんが務め、野鳥の絵を書いたり、クイズをしたりと時間がたつのを忘れるほど、楽しく過ごしました。
 参加者数は、会員及び一般の方々で総数45名となり、ほぼ満席となりました。参加者のうち17名が一般の方々でした。
 アンケートでは、楽しかった、よく分かった、参考になったなどと好評をいただきました。また、季節ごとにこれから見られる鳥などの講座もやってほしいなどの要望もいただきました。
 支部活動の活性化と会員の交流をすすめるうえで、また、野鳥に関心がある一般の方々へのアピールなど、大変、有意義な取り組みとなりましたので、今後もいろいろな企画を検討して参ります。


受付風景

受付では検温と消毒、マスク着用をお願いしました

谷口さんの司会で、執行支部長のあいさつから始まりました

執行支部長の開会あいさつ
  
スタートは、会場の皆さんに普段見ているスズメを思い出して、描いてもらいました

次にスズメの写真で特徴のポイントを確かめます
山口雅生さんが講師となって、スライドで講演です
講演風景



講師の山口さん

会場の風景

野外の環境から野鳥がいるポイントとその種類を頭に置いて鳥を見つける

ベテラン会員もコメントしました


探鳥会の様子です
2020年(R2年)2月9日(日)小森川探鳥会
 2月9日(日)、佐世保市早岐の小森川で探鳥会を実施しました。
 リーダーは今里順一郎さん。駐車スペースがあまりないということで心配していましたが、皆さんが乗り合わせなどで調整され、24名の参加者がありました。
 リーダーから小森川で観察が期待されるクイナやヒクイナなどの野鳥の説明があり、早速、観察開始です。
 バンやオオジュリンを観察し始めて、間もなく、アリスイの出現です。なかなか見れない鳥ですが、望遠鏡の中に入ったアリスイの姿を見られたようです。その後、上流へ向かいながらの探鳥でした。目当てのクイナ、ヒクイナをなかなか見つけることができませんでしたが、終了前にヒクイナが姿を現わしてくれました。
 街中に近い川ですが、カワセミやウグイス、アオジ、シロハラ、ツグミ、、バン類、カモ類など多くの種類の野鳥が生息していました。探鳥会では31種類を観察できました。

探鳥会の開始です
 探鳥会の様子

川べりを歩きます

反対側の岸からもチェックします

お目当てのヒクイナです(梅野繁氏撮影)

アリスイの思いがけない出現(中山恵美子氏撮影)

オオジュリン

アオジ(雌)

オオバン

バン

コガモ

ジョウビタキ

ミサゴ(胸の褐色帯がない若鳥)が頭上を

ウグイスもちょろちょろと
シロハラ
道端に並んでいたホオジロ


探鳥会の様子です
2020年(R2年)1月26日(日)森園公園探鳥会
 1月26日(日)、大村市の森園公園とそばの海岸(大村湾)で探鳥会を実施しました。
 リーダーは自称、「雨男」の山口雅生さん。やっぱり、 雨天中止かと思われる天気でしたが、探鳥会終了まで降雨なしで、メインとなるカモ類をしっかりと観察することが出来、その上、ウミアイサを比較的に近くで観察することもできて、多くの野鳥がでた探鳥会でした。
 参加者は会員17名、一般参加の方々8名の計25名で賑わいました。最初に、山口リーダーから、探鳥会のメインとなるカモの種類や雄雌の見分け方など説明がありました。
 説明の後、早速、公園内の小鳥類を観察します。コゲラ、スズメ、イソヒヨドリをスタートに、カワラヒワ、ムクドリ、ツグミ、キジバト、ジョウビタキ、メジロ、シロハラなど観察できました。海岸へ移動して海の鳥を観察します。ヒドリガモ、オナガガモ、オオバンを最初に確認した後、ミサゴの狩り、ウミアイサの姿なども観察できました。特に、ウミアイサは結構近くで見ることができ、とてもラッキーでした。マガモ、カルガモ、ヨシガモ、オカヨシガモなど予定のカモ類も観察しました。
 探鳥会に参加された梅野さんや宅島さんの写真などを掲載しましたので、ご覧ください。

 雨予想の中、降雨なく探鳥会ができました
25名の参加で、公園内から海岸へ移動

予定のカモ類を観察・ウミアイサ♂♀も

探鳥会後の鳥合わせでは、35種を確認
ウミアイサの雌雄(梅野繁氏撮影) 
ウミアイサ雄のバックショット(梅野繁氏撮影)

ヒドリガモの飛翔(宅島冨士彌氏撮影)

ハマシギ(宅島冨士彌氏撮影)

ミサゴのバトル(宅島冨士彌氏撮影)

セグロカモメ(宅島冨士彌氏撮影)

椰子の実型街灯にイソヒヨドリ

近くで無心に餌をとるシロハラ
 ヒドリガモ
オナガガモ
 マガモ
ヨシガモ
 オオバン
オカヨシガモ
 ウミアイサ
カワウは繁殖羽に
 ミサゴの狩り・・・大きすぎて残念ながらこの後逃がしてしまい失敗でした
こちらは捕えた獲物の取り合いバトル
 足が黄色いセグロカモメ類
翼の換羽状況が分かります(ホイグリン系?)


探鳥会の様子です
2019年(R1年)8月4日(日) 佐賀市 大授搦探鳥会(東与賀干潟)
 12月15日(日)、諫早市と雲仙市をつなぐ雲仙多良シーライン(諫早干拓潮受け堤防道路)で探鳥会を実施しました。
 シーライン(潮受け堤防道路)の内側、外側では沢山のカモが飛来し、越冬しています。特に、数が多いのがスズガモで、遠くに帯状にいくつもの群れを作っていました。数万羽が飛来していると推定されています。そのほかにホシハジロ、キンクロハジロ、カルガモなどのカモ類も沢山飛来しています。
 双眼鏡や望遠鏡を覗くと、カモ類以外に水面に白く目立ちつつ、いつの間にか潜ってしまうカンムリカイツブリがあちらこちらいます。近くに寄ってくるものもいましたね。また、ウミアイサを観察した人がいましたが、見失ってしまって、中には見ることが出来なかった人もいました。その後、目の前を横切って長い間飛び続けたウミアイサがいましたので、これは皆さん観察できたと思います。
 土手ではミソサザイの声が聞こえていました。そのほか、カワウ、ミサゴ、セグロカモメなども観察できました。
 最後に、リーダーが新池(調整池)にやってきている野鳥の情報として、ナベヅル・マナヅルが200羽以上、オオハクチョウ19羽、コハクチョウ1羽、マガン4羽やヘラサギ・クロツラヘラサギなどが飛来してることや、トモエガモの飛来が年々増加して年明けには夕方に見事な群舞を見ることができることなどを紹介しました。
 探鳥会が始まる頃は風がやや強かったですが、だんだん治まり、終了時には暑いくらいでした。今回の参加者は21名で、観察できた鳥は、スズガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カルガモ、カンムリカイツブリ、オオバン、ウミアイサ、カワウ、セグロカモメ、トビ、ミサゴ、イソシギ、カワラヒワ、ハクセキレイ、タヒバリ、ジョウビタキ、ミソサザイ、セッカ、オオジュリンの19種類でした。
 
探鳥会に集合した様子
 
望遠鏡などで観察
 
ホシハジロなどのカモの群れ
 
カンムリカイツブリもたくさん
 
セグロカモメ
 
いさはや新池(調整池)に飛来している野鳥の状況をリーダーが紹介


2018年度探鳥会のとりまとめです

 長崎県支部の初の取り組みとして、去る2019年(令和元年)8月18日(日)に大村市中央公民館(コミュニテイーセンター)で、「野鳥写真&識別講座」を開催しました。
 長崎県ではこの時期には夏鳥が少ないため、探鳥会の実施が難しくなります。そこで、野鳥写真の撮影や野鳥識別をテーマにした勉強会を企画しました。
 とくに、バードウォッチング(野鳥観察)の際に、野鳥の写真を撮られる方々が増えていて機材や撮影方法が話題に上がることが多くなっていること、また、9月には長崎県を通過するアカハラダカやハチクマなどのワシタカ類の渡りが始まることが背景にあります。
 そこで、野鳥写真撮影法、ワシタカ類の見分け方に加え、野鳥の鳴き声の聞き分け方や探鳥旅行で撮影した写真の紹介と会員が撮影された自慢の1枚を披露していただく「私のワンショット」を盛り込みました。
 会場の関係から参加者数を40名余程度と限定しましたが、会員及び一般の方々の参加を得て、ほぼ満席となりました。
 初回の取り組みでしたので、メインの『野鳥写真撮影講座』では、「野鳥の生態写真の撮影法とマナー」と題して、津田堅之介氏(動物写真家、福岡ECO動物海洋専門学校非常勤講師、日本野鳥の会長崎県支部会員)に講演をいただきました。非常に好評でしたので、第2弾、第3弾と継続していけないか検討する必要があります。
 そのほかのプログラムも好評価をいただきました。
 支部活動の活性化と会員の交流をすすめるうえで、大変、有意義な取り組みとなりましたので、今後もいろいろな企画を検討して参ります。

 
会場は会員・一般の方々でほぼ満席でした(受付)
 
女性の参加者が多かったですね
 
執行事務局長の司会で、福田副支部長の
あいさつから始まりました
 
津田堅之介氏により「野鳥の生態写真の撮影方法とマナー」の講演をいただきました
 
撮影に必要な機材を持ち込んでの講演でした
 
わかりやすいお話で、皆さん、熱心に聞き入ってました
 
モンゴル探鳥の紹介(今里順一郎氏)
モンゴルの風景・食べ物などや珍鳥、初めて見る野鳥が満載でした
 
 
小笠原・硫黄島の探鳥の紹介(寺島正彦氏)小笠原のメグロなどの固有種や海鳥が満載でした
 
 
「野鳥識別講座1」(ワシタカ類の識別)では、タカの識別について、詳しく説明がありました(今里順一郎氏説明)
 
タカ類は種類も多く、一度にはなかなか覚えるのは難しいですが、識別のポイントが理解できました
 
「野鳥識別講座2」(野鳥の声を聞き分ける)では、野鳥の声を楽しもうということで、録音された声を聞きながらコツを学びました(谷口秀樹氏説明)
 
野鳥の声の聞き分けは、難しいと思っておられる方が多かったですが、上達のコツを学んだので、これからは野外での場数を踏んでいきたいとの感想が沢山ありました
 
18名の方々の写真を、それぞれの思いを込めて紹介していただきました

野鳥の生きいきとした姿や魅力を感じることのできる写真ばかりでした


探鳥会の様子です
2019年(R1年)8月4日(日) 佐賀市 大授搦探鳥会(東与賀干潟)

8月4日(日)、佐賀市東予賀(干潟)で大授搦探鳥会を実施しました。長崎県内では、多種多数のシギチドリ類を観察できる場所があまりないため、当支部の新しい取り組みとして、県外での探鳥会を実施しました。干潟での野鳥観察の場合は、満潮・干潮の時間や潮の高さなどを考慮する必要があります。それらを把握はした上での実施でしたが、思ったより早く潮が満ちてきたため、開始時間の10時にはシギチドリ類の大半が飛び立っていました。それでも、浅い所や内陸の一部にハマシギやトウネン、メダイチドリ、オオメダイチドリなどが残っており、望遠鏡や双眼鏡を使って観察しました。時折、ダイゼンの群れやハヤブサなどの飛翔もありました。
 シギチドリ類の渡りが始まった時期とは言いながら、やはり、夏の盛期でとても暑い中での観察でした。しかしながら、参加された皆さんは、暑さなどにもめげず、熱心に観察されておりました。
 県外で遠方での探鳥会でしたが、14名の方が参加され、好評だったのではないでしょうか。佐賀の会員の方からは、8月下旬の方がさらに良いのではないかというアドバイスをいただいたので、次回も実施する場合は検討していきたいと思います。観察できた野鳥は、ハマシギ、トウネン、ソリハシシギ、ダイゼン、メダイチドリ、オオメダイチドリ、シロチドリ、オオソリハシシギ、ダイシャクシギ、ホウロクシギ、オバシギなど20数種でした。
 
ハマシギなどの群れ
 
ダイゼンの群れの飛翔
 
暑さもなんのその!
 
メダイかオオメダイかで盛り上がる
 以下は、会員の宅島氏より写真提供をいただきました。
 多良岳・経ヶ岳を望む
 シギチの群れの飛翔
 ダイシャクシギ・ホウロクシギ
 
ハマシギ
 
シロチドリ
   


2018年度探鳥会のとりまとめです

日本野鳥の会長崎県支部が2018年度に実施した探鳥会で、観察された鳥種について別表に取りまとめました。
 4月から翌年3月までの16回の探鳥会で観察された鳥種は、実種数で88種、のべ種数で346種でした。探鳥会1回あたりの平均観察種数は、22種です。最少観察種数は12種で、最高観察種数は34種でした。観察種数が20種以下の回数は8回、20種以上30種未満は5回、30種以上は3回で、20種以上の野鳥が観察されたのは10月から3月の時期で、いわゆる秋冬期でした。

 数多く観察された種は、ヒヨドリ(13回)、ハシブトガラス(12回)、カルガモ・ハシボソガラス(11回)、カワウ・アオサギ・トビ・ヤマガラ・シジュウカラ(10回)、メジロ・シロハラ(9回)、ウグイス・スズメ(8回)、マガモ・カイツブリ・カワセミ・ジョウビタキ・ハクセキレイ(7回)などです。
 
また、数少ない種として、コウノトリ、クイナ、イカルチドリ、アカアシチョウゲンボウ、ヤイロチョウなどが観察(鳴き声確認を含む)されています。



探鳥会の様子です
2019年(H31年)4月21日(日) 長崎市 野母崎半島探鳥会

4月21日(日)、長崎市の野母崎で探鳥会が開催されました。探鳥会開始前から集合場所付近にツバメチドリが出現していて、頭上を飛んだり、地上に降りたりしていました。探鳥会では、リーダーの谷口さんから観察が期待される野鳥の紹介があり、観察に向かいました。まず、ハクセキレイ、巣穴へ餌を運ぶムクドリ、キジ♂などが出現しました。そのあと、葉桜の根元付近に2羽のアカハラなどを観察することができました。お目当てのヤツガシラを観察することは出来ませんでしたが、24種の野鳥を観察することが出来ました。会員以外の一般の方々も含めて、25名に参加していただきました。

 
参加した皆さんの自己紹介のあと、リーダーの谷口さんが期待される鳥種をレジュメと写真で紹介されました。

斜面にいたムクドリやキジ♂を観察しています。
 
ツバメチドリが集合場所のすぐそばに、降り立っていました。成鳥夏羽の個体です。
 
観察の様子です。
 
ツバメチドリは、飛ぶと翼が長く、下雨覆が朱色、腹部から下尾筒が純白で、綺麗でカッコいいですね。飛び方もツバメのようでスピードがあります。
 
桜の木の根元付近で2羽のアカハラが見られました。
 
ムクドリが近くの建物の空気孔の中へ餌を運んでいました。
 
海岸では沖の小島の天辺にミサゴが巣を構え、抱卵していました。


探鳥会の様子です
2019年(H31年)2月17日(日) 佐世保市 小森川探鳥会

2月24日(日)、長崎市の琴海中央公園で探鳥会が開催されました。探鳥会に先立ち、執行事務局長から差し入れされた“ぜんざい”をいただきました。探鳥会では、リーダーの谷口さんから観察が期待される野鳥の紹介があり、観察に向かいました。カルガモ、エナガ、カワラヒワ、メジロなどを観察していると、リーダーがミソサザイの声がする方向を示しました。皆さんが探す中、谷口Ⅱ世(娘さん)が愛用のカメラでばっちり撮影していたので、皆さんはその姿を確認しました。また、湾がみえる東屋からは遠くにある鉄塔に止まるハヤブサ2羽、ウミアイサ7羽の群れ、夏羽になっているカンムリカイツブリ、等々を望遠鏡などで観察しました。野鳥の数はあまり多くなっかたのですが、結局、29種類を観察しました。
   
   
   



探鳥会の様子です
2019年(H31年)2月17日(日) 佐世保市 小森川探鳥会

2月17日(日)、佐世保市で小森川探鳥会が開催されました。探鳥会で観察された野鳥の写真を、会員の宅島氏より提供していただきましたので、ご紹介します。

   
   
   


探鳥会の様子です
2018年(H30年)11月25日(日) 諫早市 雲仙多良シーライン探鳥会

11月25日(日)、諫早市で雲仙多良シーライン(堤防道路)探鳥会が開催されました。
この場所での探鳥会は初めての開催でしたが、20名の参加があり盛況でした。天気も良く、風もなかったので観察には好条件でした。堤防の内側にはスズガモやキンクロハジロ、ホシハジロ、カルガモなど沢山のカモ類が群れをなして休んでおり、2~3万羽がいたと思われます。そのほか、カンムリカイツブリやハジロカイツブリ、カイツブリ、オオバン、ウミネコ、セグロカモメ、ミサゴ、カワウ、アオサギなども観察されました。ハイタカと思われるタカが近くを飛んだり、はるか彼方にいたオオハクチョウ4羽を望遠鏡で観察したりで、探鳥会の時間もアッという間に過ぎ、終了となりました。今回の探鳥会では、スズガモとキンクロハジロの識別、ウミネコとセグロカモメの識別など勉強になったという声もありました。

 
探鳥会に皆さんが集まってきました
 
堤防内側には、筋状にカモの群れが浮かんでいました
 
ミサゴ
 
ハジロカイツブリの姿も
 
堤防の外側での観察
 
堤防の外側では、近い距離にキンクロハジロなどカモの群れがいました



探鳥会の様子です
2018年(H30年)11月11日(日) 佐世保市大潟町 江楯池探鳥会

11月11日(日)、佐世保市の江楯池で開催されました探鳥会の様子を、会員の宅島氏よりコメントと写真をいただきました。
(コメント)
「11月11日、上天気で各地での行事と重なってか、6名の少数精鋭?が参加しました。リーダーの佐伯さんは、野鳥を見つけるたびにその野鳥の特徴などを丁寧に説明していただき、後半の林の中では樹木の特長、野鳥が好む実をつける樹木の紹介など勉強になりました。カワウのコロニー?になっているような江楯池・・・時間内に500羽以上の出入りを確認して、お目当てのオシドリは遠慮がちに出てくれました。」

 
 
 
 
 

「ハチクマ講演会・観察会in五島」開催

915日、16日に佐世保の烏帽子岳にある長崎県立青少年の天地で、「日本野鳥の会 九州・沖縄ブロック大会in長崎」を開催しました。参加支部は9支部、宿泊者69名、当日参加者19名の計88名でした。その他にも、バードカービング、羽、野鳥色鉛筆画、野鳥写真、そしてオークション出品の方々を含めると、総参加者は、優に100名を超えました。



〇 次のような日程で開催しました。
1.日時  9月15日(土)13:00 ~ 16日(日)12:00
2.大会会場  長崎県立佐世保青少年の天地(佐世保市烏帽子町376
3.日程  915日(土)
 ① 受付   (ロビー)
 ② 開会行事 (本館大研修室)
   開会宣言:長崎県支部事務局長 執行利博
   ブロック代表挨拶:小野 仁  歓迎挨拶:長崎県支部長(代理)
   財団挨拶:日本野鳥の会会長 柳生 博
   来賓挨拶 佐世保市長 朝長則男  長崎県自然環境課長 田中 壮一 
 ③ 記念講演 Ⅰ
   栗林 慧(くりばやし さとし);生物生態写真家「生態写真撮影のおもしろさ」 ④ 記念講演 Ⅱ
   日本野鳥の会会長 柳生 博 「八ヶ岳の自然」
  集合記念写真撮影 (写真↑)
 ⑤大会行事 (支部活動については大会資料にて報告)
  〇 長崎県支部(アカハラダカ、ハチクマの渡り調査から)
      発表者(支部役員 今里順一郎)
  〇 支部発表・報告:タカの渡りや、各支部の特徴的な活動報告など
      筑後支部、筑豊支部、本部常務理事 
  〇 意見交換会   風力発電について(長崎県支部活動状況など)
 ⑥ 閉会行事 宣言
 ⑦ フリータイム
   各部屋へ 夕食 (天地レストラン) 
 ⑧ 懇親会・オークション (東学習室)
 ⑨ 入浴、就寝
  916日(日)
 ① 部屋の清掃、寝具の整理、移動 
 ② アカハラダカ観察会    *解散 

 

生物生態写真家 栗林さんの
講演

 

八ケ岳の自然について熱く語る柳生会長

 

柳生会長と栗林さんは旧知の仲だという

 

野鳥の会のビジョンについて 本部常務理事

 また、会場内には空きスペースにコーナーを設け、野鳥の羽、色鉛筆画、野鳥写真、バードカービングを展示しました。宿泊施設の職員からは「すばらしい!」の声がありました

 
 

野鳥の羽

 

色鉛筆画

 

バードカービング

 

野鳥写真

 

夕食後の懇親会時にオークションに注目している参加者

 

柳生会長の似顔絵を描いてきた当支部会員と披露

   

 16日早朝より烏帽子岳駐車場観察地でアカハラダカ観察会が行われました。前日まで天候不良が続きなかなか見られなかったのですが、この日は、832羽のアカハラダカが記録されました。ちなみに、9月一番多かったのは18日の2,262羽でした。

 

観察の合間に、急遽、柳生会長のサイン会となり、列ができました。

 
 

「ハチクマ講演会・観察会in五島」開催

 2018年9月23日~24日に福江島でのハチクマの渡りルート発見30年を記念して、五島市と日本野鳥の会長崎県支部が「ハチクマ講演会・観察会in五島」を開催しました。23日は五島市福江文化会館で講演会を開催し、樋口広芳東京大学名誉教授と山口典之長崎大学准教授による講演と報告会、写真展などを行いました。翌24日は玉之浦町の大瀬崎で午前6時から観察会を実施し夜明けとともに舞い上がるハチクマの群れを観察しました。両日ともに100名を超える参加者があり、大盛況でした。五島市も「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連世界文化遺産登録記念事業」と位置づけ、市長を中心に積極的に取り組まれました。地元の方々や島外の方々との交流の場として、盛り上がりました。

 
講演 樋口広芳東京大学名誉教授
 
100名を超える方々が参加
 
ハチクマ写真展
 
写真展の様子1
 
写真展の様子2
 
写真展の様子3
 
ポスター展 実物大のハチクマ写真も展示
 
写真展表彰式
 
早朝より大瀬崎の展望所に多くの人が集まる
 
夜明けとともにハチクマが舞い上がるのを見上げる
 
ハチクマの群れを観察
 
ハチクマの群れ
 
ハチクマ1
 
ハチクマ2


2017年度探鳥会のとりまとめです

 日本野鳥の会長崎県支部が2017年度に実施した探鳥会で、観察された鳥種について別表に取りまとめました。
 5月から翌年4月までの13回の探鳥会で観察された鳥種は、実種数で100種、のべ種数で344種でした。探鳥会1回あたりの平均観察種数は26種です。最少観察種数は10種で、最高観察種数は37種でした。
 観察種数が20種以下の回数は3回あり、時期は5月から7月に実施した探鳥会で、1回あたり平均観察種数は14種でした。
 20種以上30種未満は4回あり、30種以上は6回で、いずれも10月から4月の時期で、いわゆる秋から春先までは、20~30種代の野鳥が観察されていました。この時期の探鳥会1回あたり平均観察種数は33種でした。
 特徴として、シギ・チドリ類の観察種が少なく、シギ・チドリを対象とした探鳥会があってもいいかなと思いますが、適当な場所の設定が課題です。
 また、希少種として、キバラガラ、ギンムクドリ、コムクドリ、リュウキュウサンショウクイ、アカアシチョウゲンボウ、ハイイロチュウヒ、マガン(長崎では少ない)などが観察されています。
 数多く観察された種は、トビ(12回)、ヒヨドリ(11回)、ヤマガラ・スズメ(10回)、ミサゴ・コゲラ・ハシブトガラス・カワラヒワ(9回)、カルガモ・カワウ・オオバン・シジュウカラ・ウグイス・シロハラ(8回)などです。特に、カワウやオオバンは、近年、観察される場所が増加しています。また、リュウキュウサンショウクイの観察場所も増加しています。
 2018年度の探鳥会は、18回が計画されており、5回増えることになっています。前年度よりより多くの野鳥たちの観察がおおいに期待されます。是非、多くの会員の皆様が参加されることを願います。



探鳥会の様子です
2018年(H30年)6月3日(日) 諫早市森山町 唐比探鳥会

6月3日、唐比探鳥会が諫早市森山町唐比で開催されました。今回が初めての探鳥地でした。探鳥会への参加者は、一般の方々の参加もあって23名でした。唐比はハス公園でも知られている場所で、サギ類やカワセミ、セイタカシギなどが期待されました。アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、カワセミ、モズ、コチドリなど17種が観察されました。ハスの花は、まだ、ほとんど咲いていませんでしたが、スイレンの花は赤色や黄色などきれいに咲いていました。絶滅危惧種になっている貴重なアサザも、黄色い花を咲かせていました。野鳥だけではなく、ハスやスイレンなども楽しんだ探鳥会でした。

 
探鳥会のはじまり・・リーダーの説明と参加者の自己紹介
 

水から上がったばかりで頭が濡れていたカワセミ♂

ハス園の木道を歩きました
 
チュウサギ・・・チュウダイサギとの識別は?などで盛り上がり
 
ほかに何かいないか、面々、探索します。
 
 
絶滅危惧種のアサザ・・・葉はハート型です。
 
スイレンの花
 
スイレンの花(ピンク)
 
スイレンの花(左の写真のアップです)
 
サギの足跡が残っていました。
 
探鳥会の最後に取り合わせと次回開催のお知らせなど


探鳥会の様子です
2018年(H30年)4月15日(日) 佐世保市 江楯池探鳥会

4月15日、江楯池探鳥会が佐世保市で開催されました。探鳥会への参加者は8名でした。新装なった「江楯池野鳥の森の案内板」の前で伊藤リーダーの説明があり、野鳥観察舎に移動して、「ハシビロガモ」 「アオサギ」「バン」「カイツブリ」「カルガモ」などを観察しました。森の中では声だけの「ハシボソガラス」など、近くの公園では「シジュウカラ」に出会いました。駐車場に戻り伊藤リーダーから紙芝居?の図鑑を使って鳥の見分け方、聞きなしなどを勉強させていただきました。この江楯池は、秋から冬の方がにぎやかになるようです。それでも何とか15種の野鳥に出会いました。(宅島さんからのレポートと写真です。)

 
新装なった江楯池の看板
 
リーダーの説明で探鳥会がスタート
 
カルガモ
 
バン
 
ハシビロガモ
 
ハシビロガモ
 
アオサギ
 
シジュウカラ


探鳥会の様子です
2018年(H30年)2月4日(日) 諫早市 東大川探鳥会

2月18日、小森川探鳥会が佐世保市で開催されました。探鳥会への参加者は12名でした。天気も良い日で38種類の野鳥を観察しました。ヒクイナ、バン、オオバン、コガモ、マガモ、オカヨシガモ、カワセミなど水辺の野鳥でした。

 
リーダーのあいさつで探鳥会が始まりました
 
カモ類やカワセミなどを観察
 
最後は参加者の皆さんで記念撮影です
 
かわいいコガモです

探鳥会の様子です
2018年(H30年)2月4日(日) 諫早市 東大川探鳥会

2月4日、東大川探鳥会が諫早市で開催されました。探鳥会への参加者は8名でした。小雪の舞う寒い日でしたが、28種類の野鳥たちが元気な姿を見せてくれました。ノスリは2羽が樹上で舞ってくれました。セグロセキレイ、ハクセキレイ、キセキレイのそろい踏みやコガモの水路滑りなど楽しい行動も見ることが出来ました。

 
アトリやアオジなどを観察
 
小雪の降る寒い日で野鳥の動きも少ない感じ
 
でも、上空ではノスリが2羽飛びました
 
頭上でもきれいな姿を披露しました
 
川辺ではイソシギ
 
コガモは元気に泳いでいました
 
セグロセキレイも近くまで来ました
 
アシに停まるアトリも風情があります
 
キセキレイも近くに来ました
 
マガモもコガモの光沢ある緑色がきれいです


探鳥会の様子です
2018年(H30年)1月21日(日) 大村市 大村公園探鳥会

1月21日、大村公園探鳥会が大村市で開催されました。探鳥会への参加者は20名でした。寒い季節ですが、暖かい穏やかな日でした。ヤマガラやエナガなどがたくさん見られましたが、イカルはしっかりとは見れませんでした。それでも、31種類を観察し、コブハクチョウやリュウキュウサンショウクイなども姿を現してくれました。

 
探鳥会に集まった皆さん
 
さっそく、ジョウビタキやカワセミ、ヒドリガモなどを観察
 
イカルやヤマガラ、シロハラなどを見つけます
 
説明を聞きながら観察します
 
エナガ、ヤマガラ、メジロ、コゲラなど色々と見れました
 

コブハクチョウ2羽も優雅に泳いできました
 

そのほか、水辺ではイソシギ、カルガモ、カイルブリ類も
 
コゲラ、ヤマガラ、シジュウカラ、エナガ、メジロなど活発でした
 

最後のしめは、リュウキュウサンショウクイ1羽が待っていてくれました
 
観察が終了し、見れた鳥の31種を確認しました


アカハラダカの渡り調査の様子 
 アカハラダカ渡り数調査が終了ました
 平成29年9月1日(金)から9月30日(土)まで期間、佐世保市の烏帽子岳で実施されていたアカハラダカの渡り数調査が終了しました。期間中、悪天候で調査中止や途中中止となった日が9日間ありましたが、調査結果の速報では、アカハラダカが15,848羽、ハチクマが221羽などとなっています。調査に携われた皆様及びご協力いただきました皆様、ありがとうございました。お陰様で、本年のアカハラダカ渡り数調査を無事に終えることができました。なお、来年は調査が30回目を迎えることとなります。次回も皆様のご協力をお願いいたします。調査状況についてはリンク欄に掲載しております『赤腹鷹柱』のホームページをご覧ください。


 

 烏帽子岳の草刈りが実施されました
 平成29年8月27日(日)に佐世保市の烏帽子岳で、アカハラダカ観察のための草刈りが実施されました。長崎市や時津町から参加された方々もおられました。作業に当たられた皆様、暑い中、ご苦労様でした。ありがとうございました。



 写真展の様子です 
 長崎県支部の佐世保地区会員の「写真展」が開催されました
長崎県支部の佐世保地区会員による「写真展」が、2017年(H29年)6月11日(日)~7月9日(日)に佐世保市立図書館で開催されました。佐世保市及び近郊で撮影されたもので、26点が展示されました。
写真提供は会員の宅島富士彌氏です。

  

  

  

  


探鳥会の様子です
2017年(H29年)4月2日(日) 長崎市 野母崎半島探鳥会

4月2日、野母崎半島探鳥会が長崎市の野母崎水仙の里で開催されました。宅島氏からも写真の提供がありましたのでご覧ください。探鳥会への参加者は25名でした。春めいてきましたが、少し風が強い日となりました。お目当てのヤツガシラは観察できませんでしたが、タカブシギやホオジロハクセキレイなど19種類の野鳥を観察できました。

 
リーダーが探鳥会のはじめに観察できそうな野鳥を説明しました(写真提供:宅島氏)
 
タカブシギ(写真提供:宅島氏)
 
タカブシギ(写真提供:宅島氏)
 
ウミウ(写真提供:宅島氏)
 ホオジロハクセキレイ  
ホオジロ
 
水仙の里を歩きました
 
ジョウビタキ♀
 
緑の谷に逆三角形の海があり、奥に軍艦島が望めてパワーポイントの様
 
探鳥会の最後に見れた鳥の確認をしました




探鳥会の様子です
2017年(H29年)3月12日(日) 長崎市 川原大池探鳥会

3月12日、長崎市の川原大池探鳥会が開催されました。宅島氏からも写真の提供がありましたのでご覧ください。探鳥会への参加者は28名でした。初めての参加者もたくさん来ていただきました。観察できた野鳥は、オシドリ、セグロカモメ、カワセミなど32種類でした。

 
探鳥会の開始です
 
まず海岸を探鳥します
 
セグロカモメやウミネコを観察
 
セグロカモメ(写真提供:宅島氏)
 
リーダーの説明(写真提供:宅島氏)
 
カワラヒワ(写真提供:宅島氏)
 
アトリ(写真提供:宅島氏)
 
オシドリ(写真提供:宅島氏)
 
探鳥会最後に記念撮影です。撮影前の様子です。
 


探鳥会の様子です
2017年(H29年)2月19日(日) 佐世保市 小森川探鳥会

2月19日、小森川探鳥会に参加された宅島氏から写真付きで報告をいただきました。
(コメントです)
快晴の2月19日、佐世保市小森川の日本野鳥の会長崎県支部の探鳥会に参加しました。
今里リーダーの案内で珍しい「クイナ」ほか33種の野鳥に会うことができました。
その時のスナップなどを送ります。
カワセミも出ましたが・・・うまく撮れませんでした。







探鳥会の様子です
2017年(H29年)1月22日(日) 大村市 大村公園探鳥会

 1月22日、大村公園探鳥会に参加された宅島氏から写真付きで報告をいただきました。
(コメントです)
『早速よく馴れた「ヒドリガモ」(32羽)に歓迎され?ました。この日は寒く、リーダーに「風邪ひかんごと・・」なんども気づかっていただきました。それにしては、集計で31種と観察でみなさん顔がほころびました。野鳥たちも寒さ対策で?まるくなっていました。』

 
探鳥会の様子
 
ツグミ
 
ジョウビタキ
 
シロハラ


オシドリ県下一斉調査の様子
  第19回オシドリ県下一斉調査(2017年1月15日)でのオシドリの写真(投稿)をご紹介します
    写真は宅島会員の提供です

 オシドリとトモエガモ
 
 オシドリの群れ

探鳥会の様子です
2016年(H28年)12月10日(日) 佐世保市 相浦川探鳥会

 佐世保市の相浦川で探鳥会が開催されました。晴天に恵まれ、カワセミやカモ類など沢山観察されました。特に、カワセミは近くまで来てくれたので、皆さん大喜びでした。
写真は、宅島氏の提供です。

 
探鳥会リーダーの説明
 
近くに来てくれたカワセミ
 
カモ類も沢山観察
 
サギもキレイ
 
探鳥会の様子
 


アカハラダカの渡り調査の様子
2016年(H28年)9月1日~30日 佐世保市烏帽子岳 アカハラダカの渡り調査

 平成28年9月1日(木)から支部会員によるアカハラダカの渡り数の調査が開始されました。
 この調査は、9月30日(金)までの1か月間、実施されます。
 なお、烏帽子岳での9月定点観察の記録は、1989年から始まり今年で28年目になります。


タカ渡りの調査の様子です

アカハラダカの渡りについての大看板が設置されてます(佐世保市設置)

全国各地から多くの方々が観察に訪れています
また、期間中に支部主催のアカハラダカ観察会も開催されます

探鳥会の様子です

2016年(H28年)2月21日(日) 長崎市 琴海中央公園探鳥会

 長崎市琴海戸根原町の琴海中央公園で探鳥会が開催され、会員と初めて探鳥会参加者など一般の方々の20名が参加されました。晴れて良い天気でしたので、皆さんの熱気で寒さも吹き飛ばして観察に夢中になっていました。特に、スタート時点では、ジョウビタキやイソヒヨドリなどが愛らしい姿を見せてくれました。また、ちょっと遠かったのですが、ヘラサギ(顔を体に入れて動かなかったので、クロツラサギとのはっきりとした区別は困難)が、観察できました。そのほか、ルリビタキ、ミヤマホオジロ、エナガ、ノスリ、ミサゴなど30種類の野鳥が観察できました。鳥の巣も2種類ほど確認できました。

 
探鳥会に集まった皆さん
 
探鳥会スタートです
 
ジョウビタキ(写真提供:宅島氏) 
 
イソヒヨドリ若鳥(写真提供:宅島氏)
 
シロハラ(写真提供:宅島氏)
 
ルリビタキ(写真提供:中山氏)
 
野鳥の巣
 
エナガ
 
ヘラサギ
 
リーダーによる説明(写真提供:宅島氏)
 
リーダーの説明を熱心に聞き入る
 
海面に浮かぶかも類やオオバンを観察


2016年(H28年)2月7日(日) 諫早市 東大川探鳥会

 諫早市の東大川で探鳥会が開催され、会員と一般の方々が20数名ほど参加されました。初めての探鳥会参加の方々やご近所・遠方からの方々などでした。久しぶりに晴れた暖かい日で東大川とその周辺を和気あいあいの雰囲気で散策し、シロハラ、ツグミ、ムクドリ、シジュウカラ、ヤマガラなどの山の鳥やコガモ、イソシギ、クサシギなどの水鳥、そして、探鳥会終了間際にミサゴ、ノスリ、チョウゲンボウのワシタカ類など30種類の野鳥が観察できました。
(写真提供:宅島冨士彌氏)

 
探鳥会開始前の様子
 
シロハラがあちらこちらに
 
遠くのアンテナに止まっていたキジバト
 
コゲラをまじかにゆっくり観察できました
 
ヒヨドリは騒々しくお食事に夢中
 
青空をバックにしたカワラヒワ
 
アオサギが高い木の上に
 
イソシギはいつもの場所で
 
キセキレイは水辺で忙しく
 
コガモ♂はのんびりと


写真選考の様子です
2015年(H27年)11月28日(土) 諫早市 写真展用写真の選考

 「日本野鳥の会長崎県支部」の設立30週年を記念して開催する写真展の写真が会員の皆さんから寄せられ、1回目の写真選考が役員によって行われました。今回は11名の方々から寄せられた約50点が応募条件に合っているか、確認されました。まだ、写真が届いていない申し出の分を合わせると、約20名で80点ほどになる予定です。
 写真展は佐世保市と長崎市で開催される予定で、佐世保市では「アルカスSASEBO」の交流スクエアで2016年(H28
年)1月4日(月)午後~1月9日(土)にとなっています。長崎市では十八銀行本店で1月下旬から2月上旬の予定です。



探鳥会の様子です

2015年(H27年)11月22日(日) 大村市 野岳湖探鳥会
 
 大村市の野岳湖で探鳥会が開催され、会員と一般の方々が30名ほど参加されました。初めての探鳥会参加の方々もいらっしゃいましたが、和気あいあいの雰囲気で秋の野岳湖周辺を散策し、エナガ、シジュウカラ、ヤマガラなどの山の鳥やマガモ、ヒドリガモ、キンクロハジロ、コガモ等の水鳥など、23種類の野鳥が観察できました。







探鳥会の最後に、観察することが出来た鳥を確認(鳥あわせ)しました。
鳥あわせのすぐ後にモズを観察しましたので、この日、観察できた鳥は23種類でした。



日本野鳥の会長崎県支部

〒854-0067 
 長崎県諫早市久山台77-7



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